<タオルの使い始め>

最初に、洗って使い始める習慣が必要です。
タオルから色や毛羽が出ることがありますが、これは付着している毛羽や
余分な染料が出るので色落ちではありません。
2〜3回の洗濯で出なくなります。そのため、新しいうちは必ず白いものと
分けて洗って下さい。
ところで色物に漂白剤は禁物、ということはよく知られていますが、
使っている染料によっては、プールの塩素でも、長い間つけていると
脱色されてしまうことがあります。
プールで使ったタオルは、早めに水洗いをしてあげて下さい。

<タオルの上手な使い分け>

タオルは、ドライユース(乾いた使い方)とウエットユース(濡らす使い方)
を使い分けましょう。
バスタオルは、浴用タオルのようにビショ濡れにして使うことは、まずありません。
お風呂上がりの濡れた顔は、フェィスタオルで拭いて、バスタオルでは、こすらず
軽くたたくようにして、身体に残った水分を吸い取るようにすれば、後で使う人も
気持ちよく使えます。
出来れば、ホテルのように、一人ずつのバスタオルを用意すれば一番理想的。

<タオルの上手な収納方法>

収納時にはタオルの柔軟性を生かしましょう。
タオルの合理的な収納のひとつに、丸めて引き出しの中に並べる
方法があります。
サイズ・色・用途に分けて、仕切板を使って整頓します。
使いたいタオルが一目でわかり、取り出しやすく、積み重ねて
収納するのと同じくらい収納することが出来ます。
又、いただきもののタオルは、そのままタンスや押入にしまいがちですが、
シールや表示がノリやセロテープでつけてあれば、それが変質してくることも
ありますから、一度洗い直して広げてしまい直した方が得策です。
箱に入ったまましまってしまうと、折れ目が脱色、変色する事もあります。

<タオルはきれい好き>

タオルは、長い間汚れたままに、されるのが大嫌い。
汚れによって綿の糸はもろくなる性質を持っています。
又、微生物やカビが作用することもあります。
下着と同じように洗い替えを数枚もって、濡れて汚れた状態を
少しでも短く、きれいな乾いた状態を長くすることで、
風合いや耐久性を長持ちさせます。

<タオルの上手な洗濯方法>

みなさんも髪を洗った後、トリートメントやリンスをすると同じにタオルも
一週間に一度位の割合でリンスをしてあげて下さい。
タオルに使っている綿の糸は、洗濯によりかたくなる性質を持っています。
週に一度くらい、柔軟剤を使ってあげることによって使い始めた時と
同じ吸水性・柔軟性を保つことが出来ます。
又、タオルをぎゅっとしぼったり、脱水機を掛けた後そのまま干さないで
ハンカチを干すのと同様に両手でパタンパタンとよくふってパイルがよく開く
ようにし、やさしく四方によくひっぱて全体のゆがみを直してから干してあげて下さい。
洗濯したときや、爪でタオルのパイルを引っかけてのびてしまった場合
乾かした後に、はさみで、のびたパイル根元から切ってあげて下さい。
耳などが、ほつれた場合は、もう一度ミシンをかけてあげると、それ以上
すすむのを防げます。
長くお使いいただくための秘訣です。